はじめに
一人サロン・個人サロン向けに、LINE上で自動予約受付が可能なチャット予約システムを開発・運用しています、ayan(えーやん)と申します。
今回はLINE予約の選び方について、どんなパターンがあるのか気になったので生成AIとディスカッションしてみました。
ここ数年LINE予約システムを運営していてサロンオーナー様にご要望を伺うと、サロン規模の他に様々なサロン独自のご事情があるように思いました。今日はその辺りについて整理してみます。
予約システムを選ぶ基準
一人サロンや個人サロンを経営するオーナーにとって、予約管理は非常に重要な業務です。予約システムを導入することで、日々の事務作業を効率化し、お客様対応に集中することができます。しかし、数ある予約システムの中から、自分に合ったものを選ぶのは意外と難しいですよね。
この記事では、サロンの規模や運営事情を考慮しながら、最適な予約システムを選ぶためのポイントを整理しました。特に、Web予約やLINE予約システムを活用したいと考えているオーナー様向けに、具体的な選択肢とそのメリット・デメリットを解説します。
予約システムの選択肢は主に3つ
一人サロン・個人サロンが選ぶことのできる予約システムには、以下の3つの選択肢があります。
- Googleフォームなどを使った自作の予約システム
- 無料で利用できるツールを使い、自分で簡単な予約フォームを作成する方法です。
- 費用を抑えたい場合に適しています。無料でも開始・運用できますがところどころ手動で対応する必要があるため、「予約システム」というよりは「予約フォーム」という感じです。
- この方法に興味がある方は過去記事の「無料でWeb予約・LINE予約を自作する方法を書いたeBookを作成した話」をご参照ください。無料でGoogleフォームを使って予約フォームを設定する方法をご紹介しています。
- 一般的なWebやLINEの予約サービス
- 業界で広く利用されている予約システムを導入します。多くの場合、月額利用料が発生しますが、操作が簡単で安定した運用が可能です。
- 業界最大手の集客プラットフォームが運営していて集客効果が期待できたり、決済システムと紐付いていたり等、企業によって様々な特徴があります。
- プログラマに依頼して作る独自の予約システム
- サロン独自の事情を考慮したシステムを一から設計してもらう方法です。初期費用がかかりますが、カスタマイズ性が高いのが特徴です。
- ※私が運営しているLINE予約サービスLinkleは初期費用はかかりません。月額費用のみでご提供しており、ココナラでの販売実績も多くございます。ネイルサロンやペットサロン、ワークショップ等様々な業態の予約システムとしてご利用頂いております。気になるという方は動画で紹介しておりますこちらの記事をご参照ください。
サロン規模と個別の事情で選ぶ予約システム
予約システムの選択肢を決める際には、「サロンの規模」と「サロン独自の事情」が重要な基準になります。以下の表では、規模と事情を組み合わせて、どのシステムが最適かを整理しました。
サロン規模 | 予約システム不要または簡易で十分 | 一般的な予約システムが必要 | 独自システムを検討 |
---|---|---|---|
お客様が少なく手動対応可能 | 自作(Googleフォームやメール対応) | – | – |
お金をかけられない | 自作(無料ツール活用) | 一般的な無料予約システム(LINEや無料プラン) | – |
予約表の公開が適さない | 自作(問い合わせフォーム型) | – | 独自設計(空き状況を見せないデザイン) |
副業等空けられる枠が限られている&予定が流動的なためスケジュール管理が複雑 | – | 一般的な予約システム(リマインド機能つき) | 独自設計(副業スケジュールも統合管理) |
顧客層が高齢者中心 | 自作(電話予約ベース+LINE) | シンプルな予約システム | 電話とオンラインを連携した独自設計 |
繁忙期と閑散期が極端 | 自作(手動予約で繁忙期に対応) | 繁忙期に集中した予約を管理 | 自動リマインドや予約制限を組み込む設計 |
オーナー様がIT苦手 | – | 契約会社の担当者と相談 | 管理画面の無いシンプル設計で対応(Linkle) |
特定の施術メニュー・オプションが多い | – | 施術メニューをわかりやすく登録 | メニュー別に導線をカスタマイズ |
リピーター重視型のサロン | 自作(リピーター専用フォーム) | リピーター向け特典予約機能を活用 | 特別予約枠や専用ページを用意 |
キャンセル率が高い | – | 自動リマインドや事前決済機能 | 自動リマインドやキャンセルポリシー表示、柔軟なリスケジュール対応 |
選択のポイント
このマトリックスをもとに、自分のサロンに合った予約システムを選ぶ際には、以下のポイントを考慮してください。
- サロン規模に応じた柔軟性
- お客様が少ない場合、手動で十分対応できるケースもあります。ただし、将来的な規模拡大を視野に入れるなら、スケーラビリティのある一般的なシステムを選ぶのも手です。
- 独自の事情を優先
- スケジュールが流動的だったり、顧客層が高齢者中心だったりする場合は、一般的な予約システムでは対応が難しい場合があります。その場合、手動対応や独自システムを検討しましょう。
- 私が運営しているLinkleでは「自宅サロン・レンタルサロンのため住所は出さず、リマインドメッセージで住所の詳細を送りたい」「複数拠点のため予めその日の拠点はどこかを登録したい」「不定休のため予約枠を開放する日を自分で設定したい」「営業時間を日ごとに変えたい」「特定の曜日は通常とは違った営業時間にしたい」といった様々なご要望を頂き、個別カスタマイズで対応しております。
- 予算と導入コストのバランス
- 無料ツールや低コストの一般的な予約システムは手軽ですが、カスタマイズ性が低い場合もあります。どこまでお金をかけられるかを基準に検討しましょう。
- ココナラやクラウドワークスでは最初に一度購入すればそれ以降も使える買い切りシステムを開発してもらうことも可能です。しかし買い切りの場合、後から変えたい、もしくは不具合が見つかった場合でも対応してもらえなかったり追加の費用がかかる場合もあります(ココナラでそういったケースの相談を何度も受けたことがあります)。不安な場合は初期費用を抑えて月額費用をかけながら実務に合わせて変更・改善していくという形をオススメしています。
まとめ
一人サロンや個人サロンにおける予約システムの選択は、サロンの規模や個別の事情によって大きく異なります。「安いからこれでいい」「みんなが使っているからこれにする」という選び方ではなく、サロン運営の効率化やお客様満足度向上に直結するかどうかを基準に選びましょう。
上の表を参考に、自分に最適な予約システムを見つけ、日々の業務をよりスムーズにしてみてはいかがでしょうか?
おわりに
今回は「予約システムの選び方」という観点で生成AIを活用してみました。
文中にもありますが、「無料でWeb予約・LINE予約用フォームを作りたい」という方は以下の記事をご参照ください。
また、LINE予約サービスLinkleに興味を持って頂いた方は是非こちらをご参照ください。
LINE予約をご検討中のオーナー様に、少しでもお役に立てましたら幸いです。